だいすん の かんげきdiary

宝塚歌劇ファン歴3年目の初心者ですが、観劇の感想や思い出などを、徒然と書いていきたいと思います

次期月組トップスター!〜いぶし銀の輝き〜

お久しぶりの更新です。

るろ剣のチケット難っぷりがすさまじいため、ここのところめっきり観劇が出来ておらず、観劇レポートと銘打ったこのブログからもすっかり遠のいておりましたが……


月組新トップスターが発表になりましたね!!

珠城りょうさん、おめでとうございます!


珠城さんはまだ研9。「男役10年」と言われる宝塚の世界では、かなりのスピード出世・大抜擢でのトップスター就任です。

これまでも、新人公演や本公演で若くして大役を任されることが数多くあった珠城さん。
以前見たインタビューでは、舞台人として駆け出しの下級生時代に大きな役を貰い、目の前の課題を必死に乗り越えようともがく中で、自分の持ち味や自分の男役像が見えなくなって苦労した時期があった、という趣旨の話を語っていらっしゃいました。


大役を任される、ということは、周囲の人からそれだけの期待をされているということでもあります。


真面目で一途な珠城さんは、恐らくそうした期待に応えようと必死に努力を積み重ねてこられたことと思われます。

「こういう役割・役目を期待されているのかな」と、自分に求められる役割を考えられることは、プロの舞台人として必須だと思います。


と同時に、舞台人には「自分をどう魅せるか、自分の魅力は何か」と、自分の「売り」を自己分析しPRできる力も求められるのではないかと考えます。



「若手なのに若手らしくないこと」

それが、下級生時代の珠城さんの悩みだったそうです。


「周囲の期待」と「自分の売り」、その双方の擦り合わせをしながら、自分の味を出せる役者として舞台人として成長するプロセスがあると思うのですが、抜擢に次ぐ抜擢の中で、珠城さんは自分の売りとは何だろうと悩む間もないほど、「周囲の期待」の方に応えようともがきながら努力を重ねてこられたのではないでしょうか。

そして、周囲から求められる「フレッシュさ」と、自分の持ち味が微妙にズレていることも敏感に感じとられ、そのギャップの中でなお周囲の期待に応えねばと葛藤してこられたのではないでしょうか。



そんな珠城さんの悩みは、元月組トップの霧矢大夢さんの言葉で解消されたと、珠城さんは語っていらっしゃいました。
霧矢さんは珠城さんに、「若手なのに若手らしくない、それが持ち味ではないか」と(恐らくコテコテの関西弁で)伝えられたそうです。


その言葉を聞いて、今まで自分が周囲の期待に応えようと無理をしていたこと、悩みだった「若手らしくなさ」も自分の個性なんだと、ある意味珠城さんは開き直ることができたそうです。



これからトップになる珠城さんには、これまで以上に重い責任と周囲からの更なる期待を背負われることになると思います。



悩み、苦しんだ時があったからこそ、「真面目さ」「実直さ」という掛け替えのない個性を持ち味として活かしてこれて珠城さん。


トップとなられてからも、この持ち味を存分に発揮し、また新たなトップスター像を創り上げていかれることを、心よりお祈りしたいと思います。


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