だいすん の かんげきdiary

宝塚歌劇ファン歴3年目の初心者ですが、観劇の感想や思い出などを、徒然と書いていきたいと思います

月組公演「NOBUNAGA」キャスト発表!〜ロルテスは凄いやつ〜

月組トップスター・龍真咲さんの退団公演である『NOBUNAGA〜下天の夢』の主要キャストが発表されましたね。

主役の龍さんはもちろん織田信長。龍さんがどんな信長像を描き出されるのか楽しみです。戦国武将の無骨なイメージは龍さんとは程遠いですが、信長の傾奇者(かぶきもの)のイメージは、常に新しいことに挑戦しつづけてこられた龍さんにピッタリな気がします。


愛希れいかさんは、信長の正妻・帰蝶(濃姫)、凪七瑠海さん明智光秀美弥るりかさん豊臣秀吉と、それぞれ信長に関わりのある歴史上の人物を演じられるようですね。


配役発表を見ながら、ふむふむ…美弥さんは信長に「サル!」とか言われちゃうのかな…とか、凪七さんの光秀とかピッタリやな…などとつらつら考えつつ、有名な歴史上の人物が取り上げられる作品だと、配役発表も分かりやすくていいなーと思っていると、ある人物の名前が目に入りました。


ロルテス(ローマ出身の騎士)珠城 りょう


ろ…ろるてす…?ろーま?

…………誰?


「歴史上の人物だと分かりやすーい!」との前言をものすごい勢いで撤回したなるくらい、ロルテスの介入によって、作品の全貌が全く見えなくなってしまいました。


織田信長、帰蝶、ロルテス明智光秀豊臣秀吉……。

見知った歴史上の偉人に混じるロルテスのインパクトたるや、半端ないものがありますが、このロルテスという人物、フィクションでもなんでもなくて、実在したと思われるイタリア人武将なんだそうです。(お恥ずかしながら、私は寡聞にして全く知りませんでした…)

イタリア人宣教師と一緒に来日した聖ヨハネ騎士団の騎士とのことで、山科勝成と名を改めて戦国武将たちに外国人武士として召し抱えられたと言い伝えられている人物だそうです。


一説には、兵法にも地理学にも天文学にも精通しており、ヨーロッパから大砲の買い付けなんかもしちゃって、なんなら簿記もできて、戦場に出ては数々の武勲をあげて…とスーパー超人だったとも言われているそうです。

歴史的には、真偽のほどについてはまだまだ分からない部分も多く、実在していたかどうかもあやふやだそうですが、こんな超人がいたかもしれないと考えるだけでもロマンがありますよね。


名だたる歴史上の人物には、世間一般のイメージがあったり、人物像にも歴史的に諸説があったりしますが、このお芝居ではどのような人物として立ち現れてくるのか、今から待ち遠しいですね(その分、龍さんの退団が近づくのは寂しいですが…)。

このロルテスも、作中でどんな人物として描き出されるのか。そして、日本人女性離れした体格を誇っておられる珠城りょうさんが、日本人武将の中にただ一人混じる外国人武士をどう演じられるのか。戦国時代の歴史をおさらいして期間限定の歴女になりながら、公開のその日を楽しみに待ちたいと思います。


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